実績
ぜん息
ぜん息患者の実態と気温などの気象変化によるリスク予測モデルを開発いたしました。
ぜん息患者は年々増大を続け、関連する医療費も増加し続けています。特にぜん息患者には10歳未満の患者が多く、ぜん息発作の予防や子どもがぜん息にかかることに対する不安を軽減するための根拠や有益な情報が必要とされています。
JMDCは今回の解析結果を踏まえ、気温、湿度、気圧、風、PM2.5、オゾンといった要因のなかで特に関係が認められた、気温の変化とぜん息の定量的な発生を予測することで、10歳未満のぜん息発生に対する回避行動や医療機関への受診を促し、ぜん息の重症化を防ぐための情報として利用していただくことを提案します。
今回の調査では、40万人以上のぜん息患者を重症化群と非重症化群に分類し一人あたりの年間医療費を算出しています。重症化を防ぐことで一人あたり年間医療費を約10万円削減できる試算です。
また、日本国内の推定患者数は約800万人(資料:「リウマチ・アレルギー対策委員会報告書 平成23年8月」(厚生労働省))いることを考えると医療費の削減に向けた取り組みが可能であると考えられます。
学会発表
- 第34回 日本小児難治性喘息・アレルギー疾患学会(気象データと医療データを活用した喘息発症予測モデルの開発)
- 第76回 日本公衆衛生学会総会 (気象データと医療データを活用した「Health Weather」の取り組み)
- 第77回 日本公衆衛生学会総会(小児ぜんそく患者を対象としたぜんそくリスク予報の提示とアプリケーションの開発)
イベント
- 第66回 日本小児保健協会学術集会 ブース出展
- こうとう子育てメッセ2019 ブース出展
- 第78回日本公衆衛生学会総会で発表を行いました
- 第30回日本疫学会学術総会で発表を行いました
ぜんそくリスク予報
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